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演劇

2010年4月11日 (日)

井上ひさしさん死去

今朝のTBSの番組で井上ひさしさんが亡くなったと言うが、TBSはくも膜下出血で倒れた巨人の故・木村拓也コーチが生死の境をさまよっていた頃に死亡のニュース速報を打ったばかりであり、これもまた誤報じゃないかと思った。だが、その後、インターネットに接続し、事実だと認めざるを得なくなった。


こまつ座などのホームページで調べたところ、私は井上さん作の舞台を10本以上観ていた。その中のベストは、何といっても「紙屋町さくらホテル」である。劇中劇の稽古をするも、台詞を覚えていないために何度やっても同じところに戻ってしまう場面で大笑いしたことが忘れられない。


井上さんの原作(舞台)を故・黒木和雄監督が映画化した「父と暮せば」も傑作だった。


井上ひさしさんのご冥福をお祈りします。

2010年1月 5日 (火)

宝塚歌劇花組「相棒」

昨年書かずに(書けずに)越年してしまったネタがいくつかありますので、今夜はそのうちの1つをアップします。





生涯観ることは無いだろうと思っていた宝塚歌劇を鑑賞したのは、演目が「相棒」(同名テレビドラマの舞台化)だったからである。


場内を見渡せば、やはり女性客が多かった。男性は1割いるかいないか。おそらく1割未満だろう。さらに、他の舞台とは雰囲気がまるで違っていて、頭の中で大いに戸惑った。


その後、宝塚ファンの人たちはストーリーがどうこうよりも、異世界に身を置きたくて劇場に来ているのではないか?、「夢見がちなのは実は男のほうで、女はずっと現実的だ」という説があるけれど、本当のところはどうなんだろう?などと考えていた。


上演中のため、演目についての感想をあれこれ書くことは差し控えるが、特に小野田官房長の台詞は脚本家も演者もよく研究していて、テレビ版の岸部一徳の声が重なって聞こえてくるようであった。



宝塚歌劇花組「相棒」
 大阪公演 2008年12月23日~2009年1月6日(シアター・ドラマシティ)
 東京公演 2009年1月15日~1月22日(日本青年館)
 上演時間 私が観た時は約2時間35分(休憩含む)だった。

2009年1月13日 (火)

リチャード三世

1月19日から2月1日まで、東京は赤坂ACTシアターで「リチャード三世」が上演される。




私は12月の大阪公演に足を運んだ。シェイクスピア(作者)と古田新太(主演)の組み合わせにも興味がわいたが、何より三田和代と銀粉蝶の芝居を一度に観られるということで、あるホームページのチケット購入ボタンをクリックしたのであった。




期待どおりの、いや、期待を遥かに上回る舞台だった。特に第2幕の前半にある、三田と銀粉蝶に久世星佳が加わった3人だけの場面が素晴らしい!シェイクスピアの長くて難しい台詞が歌うように語られていく。いい時間を過ごさせていただいた。




平日の一部の公演に空席があるようだ。迷った末にチケットを買わなかった方は再考すべきだと思う。



2008年6月28日 (土)

やっぱり似ている。

「越路吹雪物語」2回目の鑑賞が終わった。




頭がコキコキと動き、目がせわしなく泳いで表情がコロコロ変わる。池畑慎之介は完璧に越路吹雪の形態を模写していた。




今回は落ち着いて観られてよかった。




2008年6月27日 (金)

今夜の番組から ~忘れられない舞台~

今夜10時30分からNHK教育テレビで舞台「越路吹雪物語」が放送される。






あれは2年か3年前、東京の日生劇場でこの舞台を観ていて、3分の2が終わったくらいのところで突然の腹痛に襲われた。




じっくり楽しみたい半面、早く終わってくれと願う私。




ラストの名物“そっくりショー”に視線を向けていても脳内の60%~70%はトイレの映像に占拠されていた。




終演後、トイレに直行したのは言うまでもない。




そういうわけで、「越路吹雪物語」は私にとって特に忘れられない舞台の一つとなった。






今日は腹具合が良いから集中して観られそうだが、放送時間が気にかかる。135分に全編が収まるのか?それとも収録された今年の公演が私が観た公演より短くなっているのか?いずれにせよ、リサイタルのシーンが放送されなかったら泣くに泣けない。




2007年12月 3日 (月)

有名なアクションの封印について

昨年、森光子主演「放浪記」を観劇した。



ある場面で森の眼にそれまでとは違う光が宿ると、初めて観る私のような客でも、いよいよやるかと感づく。



身構える森。場内は一気に緊張に包まれる。



森の両腕が伸び、上体が前傾し、・・・・・



出たっ!!でんぐり返しっ!!!!!





ところが、彼女の身体は半回転したところで横に倒れた。



それでも大きな拍手が起こり、そのまま芝居が続いたので、私はそういう演出なのだと納得しようとした。



しかし、どうしても腑に落ちず、それぞれ別の日の公演を観たIさんとMさんに尋ねてみると、前方に一回転したとの答えが返ってきた。



やはり失敗だったかと悔しく思い、それ以上に、私が観に行ったから失敗したのではないかと自責の念も抱いたが、最後は発想の転換で、一回転していないほうを観られたのはむしろラッキーだったのだと考えるようにしたのだった。




その放浪記が来年1月から再演されるが、演出を変更し、でんぐり返しはしないと発表された。



会見でコメントする森はひどく落胆しているように見えた。



バンドだって、解散宣言をしてから解散ライブを開催する。でんぐり返しは来年の公演で最後にすることにすれば、森も、楽しみにしているファンも心の区切りをつけられるのにと思う。



確かに、東宝の幹部が心配するように怪我でもされたら大変だが、割り切れないものがある。



2007年10月31日 (水)

円生と志ん生

先日、こまつ座公演「円生と志ん生」を観た。




2人の噺家が昭和20年に満州に渡り、終戦を迎え、帰国を望むも叶わず、22年にようやく引き揚げた事実を基に井上ひさしが書いた音楽劇の再演である。




割とよくできた芝居でも長く感じることがあるものだが、今回、特に第2幕はあっという間だった。まだ30分くらいだと思っていたのにカーテンコールが始まり、時計を見たら60分経っていた。




ネタばらしはしたくないので詳細を書けないが、舞台上は沈黙し、客席ではククク(又はフフフ)笑いが止まらない場面がある。角野卓造が仕掛けた罠にまんまとかけられる快感を味わった。




久々に満足度の高い芝居を観せていただいた気がしている。



2007年1月30日 (火)

スウィーニー・トッド

宮本亜門振付・演出のミュージカル。タイトルロールを務めるのは市村正親。他に、大竹しのぶ、キムラ緑子、武田真治、ソニン、城田優、斉藤暁、立川三貴らが出演。

床屋で殺した人間の肉を使ってパイを焼くという猟奇的な話なのに、ところどころ笑いが起きるのは、演出の狙い通りなのか、観客が残虐なのか。そんなことを考えつつ観ていた。

傷つけられた者の脳裏に復讐の二文字が浮かぶ限り、この作品から普遍性が取り払われることはないだろう。観る価値は十分にある。とりわけ、2007年を生きる私たちにとって。

今後、名古屋、大阪などでも上演されるが、残席が結構あるようだ。金と時間の都合をつけられる方は是非、足を運んでいただきたい。

(文中敬称略)

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