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2012年3月29日 (木)

こだわりにこだわってみる。

今日の「ごきげんよう」(フジテレビ)で福澤朗が“こだわる”は元々悪い意味だったのに、今は良い意味でも使われるという話をしていた。

それは私もかねてから少々気になっていた。「細かいことにこだわるなよ」と注意する時も「あの店のうどんが美味いのはダシにこだわっているからさ」と褒める時も同じ単語が使われるのはおかしい。

しかし、止むを得ないとも思う。良いものをつくろうとひたすら追求する姿勢を表現する数文字の単語が他に見つからないから、苦し紛れに「こだわりの職人」などと言い始めたのである。

日本語に詳しい人よ、適当な単語を教えていただけないだろうか。


と、締めくくろうとした時、目の前に疑問が現れた。何故昔は良い意味で“こだわる”を使わなかったのか?

考えた。しばらく考えたら、結論が出た。

職人にしろ、料理人にしろ、客に良いものを提供するべく、寝る間を惜しんで修行を積み、研究を重ねるのが当たり前だった。例外もいなくはなかっただろうが、“こだわる”のが当然だった。

ところが機械化や大量生産に低価格志向の強まりもあって、まずまずの質の品が手頃な値段で買えれば納得する客が増え、最低限のことが出来ていれば、さほど“こだわり”を持たずとも商売が成り立つようになった。

このように必ずしもこだわらなくてもよくなったため、それでもこだわる人々を区別する必要が生じたのだ。

そういう人々に対して本来悪い意味の“こだわる”を用いるのは、失礼に当たると言えなくも無い。

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