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2008年4月 3日 (木)

ラスト、コーション

映画「ラスト、コーション」については、あるサイトで賛否が真っ二つに分かれていた。




傑作なのか、ただ性交シーンを見せたいだけの映画なのか。先月某日、自分の目で確かめてきた。




なるほど、かなり過激で想像を超えている。R-18指定は当然の措置だ。しかし、誰も信用できない男が唯一心を許した女を相手に、孤独や息苦しさを吐露する手段が性交だったと考えると、過激な方向に進んでしまうのは決して不自然でも不可解でもない。




むしろ、女がスパイ行為にのめり込む動機に引っかかるものがあった。女が敵の男と寝る展開は、私が昨年のベストとして挙げた「ブラックブック」と共通しているが、「ブラックブック」のラヘルが家族を殺したナチスへの復讐という明確な強い動機を持っていたのに対し、「ラスト、コーション」のチアチーにそこまでの動機は無い。「えっ、それだけの理由で?」と思ったのは、私が男だからか?




また、この内容で上映時間158分は冗長の感を拭えない。中盤までを20~30分カットしてハラハラさせる終盤へと一気に向かって行ったほうが、より面白くなっただろう。




この作品の存在を知らない人にまで「絶対観て」と薦めたいレベルには達していないが、迷っている人には「それなら観たほうがいい」と言いたい。そんな一本である。





(余談1)
チアチーを演じたタン・ウェイは「セックスシンボル」の称号を与えられたそうだが、彼女はそういうイメージで売るタイプの俳優ではないような気がする。


(余談2)
タイトルのラストはLASTではない。お間違いなく。




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